私は生まれは博多。

育ちは、広島、大阪、香川、

小6の時に博多に戻ってきた。

両親共々博多生まれの博多育ち。

私は生まれてから、中学3年生になるまで、

納豆を見たことも食べたこともなかった。

家族旅行で泊まった旅館で納豆が出てきたのだ。

何にビビったってその臭い。

なんか、ものすごい悪臭がすると思った。

腐っている！

とにかく、吐き気がするような悪臭に

当然ながら手もつけなかった。

で、首都圏に引っ越してきて思った。

え？

アレを毎朝食う？

いや、頭おかしいちゃうん。

無理やん。

元旦那は長崎生まれの長崎育ち。両親も長崎生まれの長崎育ち。大学まで九州で育った。

ある意味私よりよっぽど生粋の九州人のくせに

こっちに引越してきて、納豆食べられるようになったと誇らしげに語った。

「家では絶対に納豆は出しません。

どうしても食べたかったら、外でどうぞ。」

と、新婚最初の朝食でそう宣言した。

生まれて初めて納豆に挑戦したのは、妊娠中。

母親学級で、講師の先生が納豆の素晴らしさを情熱的に語ってくれた。

周りの人間もどんなにか納豆が素晴らしい食べ物かと語ってくれた。

なんとなく食べてみなければいけないような気になって、ある朝納豆に挑戦してみた。

うおぉぉ〜〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

完食した。

その夜、妊娠6ヵ月のお腹と手首にジンマシンがわわ〜って出た。

翌日、産婦人科に行って先生に訴えた。

「納豆食べてジンマシンが出ました。」

先生は鼻でせせら笑った。

「そんな事は、ありえない。」

くそ。

コイツは納豆信者だな💢

でも、意外と良い先生だったな。

「そんなに嫌いなら、妊娠中だからと言って無理して食べなくていいよ。」

それから、全く納豆には手を出さなくなったが

近所の茨城出身のママ友さんが、実家からのお土産をくれた。

「花さん、コレなら食べられると思う。」

昔ながらの藁に包まれた納豆。

あれ？臭くないよ？

そんなに嫌な思いをせずに食べられた。

でも、アレお値段お高いのよね💧

とりあえず、なんとか口にする事が出来て

嫌いだけれど、最悪まあ食べず嫌いではないし、食べられない事はないのよ。

と、大人な応対をしていたが、

ある大阪人の女性が、

「私も食べられへんかったけど、アレ女性にはええねんで、食べた方がええよ。」

と、勧められて

うっかり四半世紀ぶりに納豆を買ってきてしまったのだ。

冷蔵庫を開けるたびに漂うあの臭い。

ああ、無理や。

朝からは絶対無理。

なんだかんだ言い訳して食べずにいたが、

遂に今日8月1日で、賞味期限切れを迎えた。

せっかく買ったのに。。

幸い今日は仕事も休みで、

しかも朝から久々の青空。

爽やかなことこの上ない。

よし、1個だけ食べよう！

とにかく1個は完食してみよう！

一応、国産大豆使って、30グラムの小さなカップ２つで200円越え。

決して安いもんじゃない。（やっすい納豆は絶対に臭いがダメなので）

添付のツユをかけて、まぜまぜする。

てか、食べ方コレでいいのか？

小粒のお豆。

1個つまんだだけで、糸がスーッとひく。

スーッと血の気がひく😨

とても写メを撮る勇気も無く、

画像をお借りしてきた↓

ああ。

私、この糸ひく光景を見るのも嫌なんだよね、と改めて再確認しながら、まぜまぜ。

てかさ、コレ腐ってるだろ？間違いなく？

あかんわ、コレ。

お腹壊すで。

そしてこの香りは、お豆の香り、お豆の香り。

と、頭の中でリフレインさせながら

食べ始める。

とにかく、大人なんだから全部食べ切ろうと決めていた。

大人のくせに、アレ嫌い、コレ嫌いと

食べ物の好き嫌いが多い人って正直嫌い。

なんでも有り難くいただかんかいっ。

いつも心の中でそう毒づいてしまう。

だからね、

完食しましたよ。

とても冷静に一粒残らず完食しました！

うふふ。

あたしって、大人。

ちゃんと食べれたじゃない？

うん、食べたよ！

そして色々と落ち着いて色々考えてみた。

お茶を一口飲んで。

スタスタと冷蔵庫にむかい、

残った冷蔵庫の中の納豆を

ゴミ袋に放り込んだ💢

ああああ〜〜〜(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

もうダメだ！

もう無理！

絶対無理！

食べたよ？

食べれたよ？

頑張ったよ？

でも、これをまた食べようとは、

絶対！

絶対！

ぜ〜〜〜ったいに！

無理っっっっ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

59歳のチャレンジ。

終了。

は🌸