お客様からの報告。
「父が亡くなりました。」
いきなりお客様からの報告に
ビックリすると同時に
今年はこういう報告が多いなぁと
今年の夏の出来事を思い出す。
何度聞いても
お身内の方のこういう報告は、言葉を失ってしまうよね…
この方の場合、8年ぐらい前に
お母様が倒れて、あっという間に亡くなり
それから1人残されたお父様を長く診てこられたのを知っているので、
寂しいとは思うけれど、
本音ではちょっとホッとしたんじゃないの?
と、声をかけると、
「そうなんだよ!
そうなんだよ!
不謹慎かもしれないけれど、本当にホッとしたんだ。。」
亡くなったお母様が、家計の管理を全てしていたので、
どこの銀行を使っていたかもわからない、
もちろん、キャッシュカードや通帳、印鑑の場所もわからない。
そんなとんでもない事態から、
お母様のお葬式を執り行い、1人残されたお父様の為にご実家の近くに引っ越してきて、
仕事帰りに必ず様子を見に行って。
気がつくとお父様の様子がおかしい。
どうも認知症のようだ。
台所で火をつけっぱなしとか、お風呂のお湯を出しっぱなしとか、危険すぎて老人ホームを探すも、よくある話しで
「俺はこの家で死にたい。」
それをケアマネさんと根気よく説得してホームに入ったら入ったで、
ホームのヘルパーさんを叩いたり、同じ施設に入居しているおじいちゃんに噛み付いたり問題行動が多くて、強制入院になったり。
数回の強制入院後に、少し落ち着いたと思ったら、今度は癌が見つかって。
年齢が年齢なので進行はゆっくりだけど、
体力を考えると手術という選択肢は無く。
入退院を繰り返し、
医療費もかかるからと、老人ホームも都内ではなく千葉県の少し価格の安い施設に変えたりしながら、ずっと面倒を1人でみていらしたの。
私と同じひとりっ子で、
奥様とは離婚調停中。子無し。
仕事もしながら、大変なことだったと思う。
9月末に大きな仕事を抱えていて、
忙しくてバタバタしていたそうです。
ようやく仕事の山を越えた2日後、
容体が急変して、到着した時はもう息を引き取っていたらしく。
お父様、息子の大変な時はちゃんとわかっていたんですかねぇ…
そこは我慢して頑張られたんでしょうね。
そう考えると、つい鼻がツンとして泣きそうになりました。
「それがね。
まだ色々話したいことがあるんだよ。」
ナニナニ?
思わず身を乗り出して聞いてしまいます(笑)
お葬式を出すにあたって、以前お母様のお葬式を出してもらった葬儀社に直ぐ連絡をしたそうです。
お母様のことも覚えていてくださっていて、
「母と同じ程度のお葬式にしたい。」
という彼の希望で見積もりを出してもらうと…
た、高い‼️😨
なんでも、お母様の時は
お坊さんに包んだお布施も含めて100万で余裕でお釣りが戻ってくるぐらいの価格だったらしいのですが、
今回の見積もりは、お布施を含めると
約150万近く‼️‼️
なんで⁉️⁉️⁉️
今色んなものが値上げしているじゃないですか。
どうも葬儀代もその例に漏れず、
ありとあらゆるものが値上がりしていたそうです😱
「そんなに出せない。」
とハッキリ言って、細かく見直して
棺桶や、骨壷、霊柩車、祭壇…等
レベルを下げて、それでもお母様の時より予算オーバー。
うわ〜スゴイなぁ。
そうか〜、葬儀代も値上がりしちゃってるんだ〜と、青くなってしまいました😨
人が死ぬって、お金かかるんだね。
綺麗事では無く、これが現実なんだね。
「そうなんだよ、自分もビックリした。」
お客様と頭を突き合わせて、
ウンウンと頷き、2人でため息をついた。
「あとね、都の火葬場の予約状況とかで
直ぐお葬式あげられない時ってあるじゃない?
その時、遺体を保管してもらわなきゃいけないんだけど、それも結構な金額かかるからね!」
ひぃぃぃ〜Σ(゚д゚lll)
ホンマでっか⁉️
色々勉強になるわぁ〜。
両親を老人ホームに入れた時も、このお客様からは色々アドバイス、というか、
2人で頑張ろうね!と励まし合ってきたのでした(笑)
知るのと知らないのでは心づもりが違うもんね〜。
いつも長い時間予約していただいて、
しゃべってる時間の方が圧倒的に長いし(笑)
ホントにありがたい〜🙇♀️
先日ココアさんに会いに娘が来ました。
娘の手から大好きなリンゴをもらうここあさん。
知らない人でも、リンゴのためには
膝の上(お腹の上?)にもよじ登ってしまう
食欲大魔神(笑)なのです。
は🌸