生涯最初で最後の「吉兆」か?
先日は贅沢させてもらいました。
和食大好き、いつか死ぬまでに行ってみたかった「吉兆」
昔、昔、
「美術画廊」っちゅう所で約7年、下っ端で修行させてもらったんで、
普通のおばちゃんより、ちょっとは器とか色々見て、触らせてもらった経験があるんです。
吉兆というと、懐石料理のトップみたいなもんですから、
若い頃から、フレンチやイタリアンより
「和食」やろ‼️って私にとっては、
あ、こ、が、れ〜〜👆🏻
お料理も美味しかったけど、
器がね。イイ(*゚▽゚)ノ
綺麗〜‼️可愛い〜‼️美味しい〜‼️
アンタの語彙はそれしかないないんかいっっ(笑)
先ずは菊の花弁を浮かべた日本酒から。
縁高に盛った先付け、
目にも楽しく、舌も喜ぶ、
色とりどり✨
椀物、松茸と海老しんじょ
今年初物〜!
黒塗りの無地のシンプルなお碗の蓋をあけると、まあ😍なーんてキレイなんでしょう!
蓋裏に菊の蒔絵がゴージャスに施されている。
表はあくまでもシンプル、控えめ、
蓋裏に隠された楽しさ。粋。
これ、日本独特のものな気がする。
前面にどうだーって押し出さない。厚かましくない。裏にこそっと控えめに。
このゴージャスな蒔絵が表に施されているより、蓋裏だからこそ感動が大きいと感じるのは私だけだろうか?
向付。
これもまた器が楽しい。
お造り(お刺身)の器は黄色の菊の花。
お醤油を入れる小皿が菊の葉っぱの形。
かわいーーっ(๑>◡<๑)
ウニ、甘くて絶品😂
焼物。
普通はお魚なんだけどね。
今回は、和牛ひと口ロースステーキ。
外カリカリに焼けてて美味しい〜😆
んで、お凌ぎ。
連れて行ってくれた友達が前日お誕生日だったので、サービスでお赤飯。
ほんのひと口分だけど、美味しい。
炊き合わせ。
ナスと、なんだっけ?湯葉?
あれ?忘れた(笑)
お野菜のたいたんね。
ナスの隠し包丁の入り方が美しい〜!
ホント細かなところが職人技。
器がまたね、美しい!
菊尽くし。
横からも見て!見て!
松茸ごはんと、お漬物と、赤だし。
なんと私、3杯おかわりしました。
たぶん、一緒に行った友達呆れていました(笑)
いや、美味しいお料理は遠慮したり、ダイエットの事とか考えるのは失礼だと思うのよ。
お腹いっぱい美味しくいただく。
それがお店に対する最高の賛辞ではないでしょうか⁈
水菓子(デザート)
桃もブドウも絶品だったのだけれど、
若干甘過ぎ。
すんごく美味しかったけど。
量が多過ぎ。
もっと小さな水菓子にして、
〆にお抹茶と生菓子だったら最高やったのに。
え?
贅沢?(爆笑)
我儘よね😅
最後に床の間の掛軸。
「清風、明月を払い、明月、清風を払う」
という対句の前句。
「清風 明月をを払う」
秋に相応しいお軸でした。
ちなみに今年の中秋の名月は、確か10月1日ですよ。
そして9月9日が「重陽の節句」でした。
器からメニューまで菊尽くし。
風流ですなぁ。
日本人に生まれて良かった✌️
長々と吉兆食レポ、お付き合い頂きありがとうございました。
書き上げるのにエライ時間がかかりました。
3日がかり💦(爆笑)
は🌸