私がテレビをあまり見なくなったキッカケは

東日本大震災。

地震発生後30分ぐらい過ぎて

「震源地はどこだろうね？」と

娘とテレビをつけた。

ちなみにわが家での被害は、そのテレビの上から転がり落ちて割れた百均の小さなガラスの花瓶だけだった。

　

NHKの画面では

もう津波が押し寄せていた。

なんだこれは。

その日から家にいる時は

NHKをつけっぱなしになった。

余震もたくさんあったし。

テレビの音が聞こえないと不安で、

毎日毎日、震災の画像を繰り返し、繰り返し見ていた。

民放もチャンネルを変えて見たりもしたけれど

民放のアナウンサーの地名の読み間違えの多さ、

わーわー騒ぐばかりの内容に嫌気がさして

NHK一択になった。

NHKアナウンサーのちょっと冷淡なぐらいの淡々とした喋りが、

とても気持ちを落ち着けてくれた。

唯一、「ためしてガッテン」や「鶴瓶の家族に乾杯」で司会を務める小野文惠アナが、

一瞬泣きそうになってつまってしまったが、

くっと堪えて淡々とニュースを読み上げたのが印象的だった。

チラリと垣間見えた人間性にホッとし、

同時にプロのアナウンサーとしての矜持みたいなものを感じた。

地震、津波、そして原発と、

毎日毎日、日本どうなる？みたいなニュースを

約半月見て。

正直、もうこの世の終わりみたいな気分になってしまった。

鬱の一歩手前だったのかもしれない。

そしてハタと気がついた。

これ以上テレビを見たらダメだ‼️‼️‼️

というわけで、それからテレビを消した。

最低限NHKの朝か、夜のニュース。

というか、

慣れるととても快適🙆‍♀️

一人暮らしを始めて、

またしばらくテレビをつけていた時期があったのだけれど。

仕事でグダグダに疲れ果てている時は

やっぱりテレビの音がガシャガシャ聞こえてくるのがイヤで、

結局、NHKのニュースのみに戻った。

でも、なんだかんだで

大相撲開催中は、時々見てたし。

大河ドラマは、好きかも（それでも見忘れ多し😂）

昨年は数年ぶりに民放ドラマも見たしね。

そしてお正月からの地震、

航空機事故で、

またまた気持ちが落ちそうになり

慌ててテレビを消した。

そう言えば

コロナの時も、

ロシアとウクライナの戦争が始まった時も

テレビ消していたなぁ。

特に民放は、不安を煽るようなやり方が多いね。その方が視聴率が上がるのかしら？

聞いて不愉快なものは締め出す。

仕事から帰ったら、なんとなくテレビをつけてしまうって悪癖は一切やめた。

最低限のニュースだけは

知った方が良いと思うけどね。

NHKニュースと新聞があれば、それで充分かもしれない。

今はネットニュースもあるし。

自分の気持ちを落ち込ませないためには

見ないという選択も有りだと思うの。

仕事辞めたら、テレビ見る時間が増えるかと思ったけど。

静かな日々を過ごしていますよ。

お正月らしい写真が一枚もないな〜と思い。

年末、職場近くで撮った南天。

赤い実ってかわいい💕

は🌸